僕が面接したニュータイプな人達と不思議な履歴書の書き方
僕の会社は辞める人が毎年いるので、その都度中途採用の募集をするんですが、ニュータイプとも言える新人類な人が面接にくる事があります。
猫の手も借りたい位忙しいので、中途採用は面接時に履歴書を持ってきてもらいます。人手が足りなさ過ぎて僕が面接をする事があった時の話です。
履歴書の意味とは!?面接で新人類にビックリ
履歴書の名前が英語だった人がいたんです。しかし、どう見ても目の前にいる男性は日本人・・・。
「この名前は本名でよろしかったですか・・・?」と確認の質問をしてみると、彼はこう答えました。
「いいえ、ハンドルネームです」(真顔)
(∵)←僕(真顔)
僕はそのハンドルネームの履歴書を本人に返して、丁重にお断りしました。
履歴書にハンドルネームって、斬新過ぎて開いた口が塞がりませんでした(笑)
トラック野郎にモテモテ?
見た目の年齢いっているけど、ハッキリ言ってキレイな女性が面接に。
ただ、トークが男勝りでマシンガンのように自己アピールがはじまります。そして元々は女性でありながらトラックを転がしていたと熱く語り始める。
「ワタシはトラック野郎達のマドンナでした!」
・・・はぁ、そんなこと聞いてないんだけどね(^^;
けど面白そうだからそのまま聞いていたらトラック野郎達との甘い思い出の話がガンガン出てきます。
トラックの中でピーしただの、サービスエリアでピピーしただの大声で熱く語ります。
男性スタッフが90%の小さい事務所の中に恥ずかしいトークがガンガン響き渡ります。
え?採用か?・・・当然、不採用です。面白かったですけどね(笑)
タイピングには自信あります!
文字打ち込みのスタッフを募集。応募への電話があった時点で「タイピングが出来ない人はお断りしていますが大丈夫ですか?」と確認。
「はい!大丈夫です!」とチカラ強い返事が。
面接当日、ウチの会社は事務作業を希望の方は全員、タイピングのテストをしてもらっています。
そのとき使用しているサイトがこちらの「寿司打」
http://typing.sakura.ne.jp/sushida/
回転寿司に流れてくるお寿司の上に乗った文字を打ち込んでいくといういたってシンプルなタイピングゲームです。
僕「はい、ではこちらのゲームでタイピングをしてみてください」
女性「・・・・・はぃ」
自信満々で来た女性の顔がみるみる青ざめていくのがわかります。
ゲームスタート!・・・ガンガン流れていくお寿司(笑)
僕「もういいですよ」
女性「仕方ないじゃないですか!?だってクエスチョンマークの打ち方わからないし!」
僕「いやいや、けっこう普通に使いますよ」
女性「スマホなら完璧なんです、私!」
僕「・・・おかえりはあちらとなります」
バクマン
ウェブデザイナーの募集をしたら、オドオドした挙動不審の男性が面接にきました。将来は漫画家になりたいそうです。夢いっぱいですね!
ただ、年齢が39歳なんですよね。見た目から何からバクマンの中井さんみたいなカンジ。
僕「それではイラストを見せて頂きますか?」
彼「これです」
僕「・・・・・なるほど」
正直、お世辞にも上手とは言えない。というか、かなりヘタ。バクマンの中井さんは超がつくほど絵が上手いキャラクターだったので残念ながら中井さんなのは見た目だけでした。
けど、カイジやナニワ金融道のようにストーリー作りがとても上手なのかもしれない。
僕「ストーリーを作るのは得意ですか?」
彼「僕の特技は絵だけです!ママにも上手い!と褒められますよ!」←今日一番の大声
僕「・・・マ、ママですか?」
・・・ざわざわ・・・ざわざわ
それ以上、波をたてないよう静かに面接終了。
道に迷ったんですが・・・
面接時間の5分前、トゥルルルルル・・・ガチャ
僕「はい、株式会社●●のAです」
希望者「す、すすす!すみません!会社の場所がわからなくて迷っています!」
僕「いまどのあたりですか?」
希望者「こ、こここ、交差点です!」
僕「いや、そんなに焦らなくても大丈夫ですよ。どこの交差点ですか?」
希望者「わ、わわわ、わかりません!交差点です!」
僕「・・・周りに何か見えるものはありませんか?」
希望者「いま横をおばあちゃんが歩いていきました!!」
僕「・・・・・?、???おばあちゃん?他には何か見えませんか?(汗)」
希望者「わ、わわわ、わかりませんか?じゃ、じゃあ、木が2本見えます」
僕「木といわれてもちょっとわかりませんね。もっと看板とか無いでしょうか?」
希望者「あ、電話がかかってきました!すみません!またかけ直します!ガチャ!」
その後、5分、10分と過ぎましたが当然のようにかかってこないうえに現れない。
まぁ、あらわれなくてよかったなと、ホッとしました(苦笑)
なぜウチの娘がダメなんだ!?
ある女性との面接終了。特に問題は無かったが希望者が多かったので
残念ながら惜しくも不採用となりました。
預かっていた履歴書を返送したその日、会社に一本の電話が。。。
「おい、なぜウチの娘が不採用でダメだったんだ?あぁ!?」
ドスの聞いた声で電話がかかってきました。
詳しく話を聞くと面接で落ちた女性のお父上とのこと。
僕「今回は他の希望者も多かったこともあり残念ながら・・・」
父「オレなら絶対に採用だ!バカヤロウ!!ウチの娘に恥かかせる気か!」
僕「いや、そう言われましたけど今回決まったことなので」
父「このクズ野郎が!・・・ガチャンっ!!」
初めての経験だったのでそのときは思考が停止していましたが、
いまでも思い出すたびにムカつきます。
けど、他の会社の人事担当に聞いてもこのケースは意外とあるみたいですね。。。
職歴の各種いろいろ?
履歴書に目を通す・・・と、職歴欄に「各種アルバイト」と書いてある。
僕「アルバイトいろいろって何ですか?」
彼「いや、書いてある通り色々ですよ」
僕「たとえばどんなのですか?」
彼「だから色々ですよ。わざわざ答えるの面倒なんですけど」
僕「では、一番最近のは何のアルバイトですか?」
彼「わざわざ言う意味あるんスか?」
僕「・・・・・わかりました。質問は以上です。ありがとうございます」
彼「で、いつからこればいいですか?」
僕「採用の合否についてはまた後日連絡させていただきますので」
彼「待つのイヤなのでいま決めてもらえますか?」
僕「では、不採用で。はい、履歴書」
彼はこちらをジーっとにらみつけた後、無言で履歴書を受け取り立ち去りました。
各種アルバイトって書いてありましたが、いままで採用した会社の担当者が「よく採用したなぁ」と感心。
まぁ、各種アルバイトがウソの可能性もありますが。。。
確変が終わらないんです!
トゥルルルルル・・・ガチャ
僕「はい、株式会社●●のAです」
希望者「もしもし!今日、面接の予約していたBと申します」
・・・電話の後ろの音がうるさいというか明らかといってよいぐらいゲームセンターかパチンコ屋らしき音がする。
希望者「すみません!確変が終わりそうにないんで面接の時間ずらしてもらえませんか?」
・・・やっぱりね。
僕「ムリですね」←キッパリ!
希望者「いやいやあんた!!普通、確変で台捨てる人いないでしょ?あんたなら捨てるのか?」
僕「パチンコやらないのでよくわからないです」
希望者「うわ~、そっか~、じゃあ、サムが出たって言ってもわからないんやな。かわいそうに」
・・・か、かわいそうなのか!?Σ(゚д゚;)
僕「はい、そうですね」
希望者「そうか、じゃあええですわ。あまり台から離れると確変終わるかもしれないんで!」
僕「わかりました。頑張ってください」
・・・それから10分後
希望者「すぐ確変終わっちゃったんで、やっぱり面接行きますね」
僕「∑q|゚Д゚|p」
履歴書を見ればその人の人となりがわかる
履歴書を見ればわかる事って結構ありますよね。
字が丁寧に書いてあったり、志望動機がしっかりと書き込んであると、本当にうちで働きたいんだなっていう熱意が伝わってきます。
数打ちゃ当たるみたいに履歴書の文章すべてをパソコンで印刷したものだったり、汚い字で簡潔に書いてある履歴書では「私は努力が嫌いで、うまくさぼりたい性格です」って言っているようなものです。
過去には履歴書の証明写真をピースサインをしたスナップ写真で代用している人や、プリクラ写真を貼ってきた人も・・・本当いろんな人いますよね(笑)
上司が一番キレれていた人は、「面接して欲しいので家まで来てほしい」という電話でした。
どこのお殿様が電話してきたのかはわかりませんが、非常識な人がいるものですね~こんな人どこでも採用されませんよ・・・(○∇○)
でもそんなスーパー新人類な人が「働く場所がない」って理由で生活保護を受けたりして、僕らのお給料がその人に支払われていたりする場合もあるんでしょうね。
世知辛い世の中です・・・今日も頑張って働こう(;´ρ`)
派遣会社に登録するときの履歴書の書き方
正社員やアルバイトの面接対策として履歴書や職務経歴書を書くときと人材派遣会社の登録時に必要とされる履歴書はほんの少しですが違いがあるときがあります。大手の派遣会社から小さな派遣会社でも求める書類内容が変化してきたりもするので、あらかじめ派遣会社登録時の履歴書の書き方について学んでおくことをオススメします。
それ以外でも外資系企業や日本企業もまた面接に求めるものが違ったりするので色々と調べて学んでおきましょう!