輸入販売会社からの求人は、どこの派遣会社にも数多くあります。
輸入販売会社と一口に言っても、取り扱う品物は千差万別で、食品、ワイン、機械、医療器具、ペット用品、衣料などをはじめとして、あらゆる商品に専門の輸入販売会社があります。
輸入販売会社での仕事も、一般事務、営業事務、貿易事務、経理、秘書、接客、販売、人事など、さまざまな職種で募集がありますが、派遣では、女性に特に人気のある職種は事務になります。
中でも、専門性を要する分、高収入も望める貿易事務を目指す人が多く、経験者だけでなく未経験からのチャレンジを考えている人も大勢います。
参考⇒未経験から貿易事務を目指す場合、輸出書類の作成からスタート
貿易事務の仕事は、オフィスワークの中でも特に専門性が高い仕事です。
必要となるスキルはさまざまですが、少なくともパソコンを触ったこともないという人では、すぐに紹介してもらえる求人はないと言ってもいいでしょう。
せめてWordとExcelの基本操作はマスターしておくべきであり、できればタッチタイピングもできるようにしておきたいものです。
また、輸入販売会社となると取引先は海外の企業となるので、英語での書類作成は必須となります。
貿易事務の実務経験はないとしても、英文タイプのスピードが優れていれば、十分チャレンジ可能です。
輸入販売会社での事務作業には、商品の受発注、出荷集荷の手配、売上入力、請求処理などは必須ですし、貿易事務になると、インボイス作成やブッキング業務なども業務に含まれます。
いずれにせよ、海外から商品を輸入して国内の顧客に販売するまでの全体の流れを把握することが必要ですので、あらかじめ貿易に関する知識をある程度身に付けておいた方がよいでしょう。
輸入業者で働くには、貿易についての数々の専門的な知識が必須となるので、未経験から入社した場合は、最初のうちは必要な知識を身に付けるために苦労することが予想されます。
貿易事務の経験があり、高い英語力のある人ならば、時給1700円以上、月収では30万円以上の収入も可能ですが、未経験からのスタートならば、時給は募集範囲の最低条件からとなる場合がほとんどです。
仕事を覚えるまでは、残業が発生することも少なくないでしょう。
企業によっては、貿易関連の取得を義務付けられる場合もあるので、入社後もしっかり勉強をしていこうという意欲のある人でないと務まらないでしょう。
もちろん、輸入販売会社からの求人は貿易事務だけでなく、一般事務、営業、接客などさまざまですので、貿易事務を目指す場合でも他の職種で入社して、業界内に身を置きながら勉強するという方法もあります。