リクナビネクストの転職情報サイト調査レポート

リクルートグループのリクルートキャリアが提供する、社会人の為の転職情報サイトの情報を調査しまとめました。

リクナビネクストの仕組み

◆求職者→リクナビネクストに登録し、求人を検索・閲覧し求人者からオファーを貰うなどして求職活動を行う。

◆求人者→リクナビネクストに求人募集の掲載をし、求職者からの応募や求職者へオファーを行い求人活動を行う。

両者の条件などが一致して、はじめて雇用が生まれる仕組みになっている

>>リクナビネクストの転職サイトのページはこちら

リクナビネクスト利用方法

■登録方法
①リクナビネクストトップページより「会員登録(無料)」をクリック
②表示される画面に従い仮登録メール送信する
③仮登録メールの指示に従ってメール確認を行う
④会員登録画面で会員情報を入力する
⑤入力したパスワードなどの会員情報を確認
⑥会員登録完了

■レジュメの作成
それぞれのサービスを受ける為には下記内容のレジュメ登録が必要です。
会員登録:プロフィール
応募:プロフィール、学歴・語学・資格、経験職務チェック、職務経歴
スカウト:プロフィール、学歴・語学・資格、経験職務チェック、職務経歴、自己PR、キャリアプラン、希望条件、レジュメ公開ブロック

■求人情報を探す

求人の探し方

①職種から探す方法
②勤務地から探す方法
③キーワードから探す方法
④出来ることから探す方法
⑤いろいろな条件から探す方法

大まかに5種類の検索方法があるが、更に条件を細分化した一覧から検索することができる。例えば、職種から探す→営業、事務、企画系→各種営業、人材斡旋という具合に職種を絞り込める。

ここから、勤務地や業種、雇用形態や年収といった具体的な希望の設定もでき、経験やスキル、こだわり条件などを細かく設定できるので自分に合った求人を絞り込むことが可能である。

■スカウトを待つ
スカウト機能を利用するにはスカウト登録を行わなくてはいけません。登録時に入力する項目によって受け取れるオファーの種類が異なります。

オファーの種類

①プライベートオファー(個別に面接・面談の申し込みがくる)
②興味通知オファー(求職者に興味がある旨、求人に興味があるかの通知が届く)
③オープンオファー(求人や説明会の案内が届く)
職務経歴・自己PR・キャリアプランを登録しておくと、プライベートオファーと興味通知オファーが届く。

■転職成功ノウハウ記事を読む
転職に関する内容の記事が1,300本以上掲載されている。転職のノウハウ記事や、転職の悩みなどをQ&A形式にした記事など、転職希望者にとって有益な記事が沢山あります。

リクナビネクストの求人

<求人数ランキング>(2015/10/23現在)

順位 職種 件数
1位 各種営業・人材派遣 1,903
2位 小売、外食、アミューズメント関連 779
3位 事務、アシスタント、受付、秘書 654
4位 商品企画、営業企画、マーケティング、宣伝 462
5位 施工管理 369
6位 技能工 350
7位 総務、人事、法務、知財、広報、IR 330
8位 運輸、配送、倉庫関連 298
9位 財務、会計、経理 275
10位 プランニング、測量、設計、積算 269

営業、人材斡旋職の求人が非常に多い印象であるが、小売・外食・アミューズメント関連といったサービス業、事務・アシスタント・受付・秘書などのオフィスワークの求人数も充実している。

また、建設業の施工管理職やモノづくりに必要な技能工の求人などリクナビネクストでは幅広い職種の求人取り扱っている。

勤務地別求人件数

勤務地別求人件数(募集地域外も同時募集)単位:件(2015/10/23現在)

勤務地別求人件数

求人数を勤務地別で見てみると、東京23区、関西、東海と都市圏に求人が集中しているが、その他の地域にも多くはないが求人数はそれなりにある。海外での求人も募集している。

オファー数の多い職種ランキング

2015年9月現在

1位:営業・事務・企画系(843,067件)
2位:サービス・販売・運輸系(173,585件)
3位:電気・電子・機械技術者(170,682件)

求人数ランキングでも上位にあった営業や事務系職種は、スカウトオファーの件数が突出しており需要が高いことが分かる。スキルが必要な機械系エンジニアの人気も高いようだ。

募集求人の年齢

20代~30代の求人が多いが、40代、50代の求人も一定数あります。60代以降の求人も数は少なるが扱っています。20代は未経験者でも可能な求人が多いが年代が上がると経験者の募集が圧倒的に多いです。

その他の特徴

雇用形態は、ほぼ正社員での募集である。年収は301万円~500万円の求人が一番多く、次いで501万円~700万円、701万円~1,000万円となっている。年収300万円以下の求人よりも年収1,001万円以上の求人数が若干多い。

リクナビネクストの機能

・検討中リストで気になる求人を保存することが出来る
・オファーなどのメッセージや、応募メッセージを管理することが出来る
・自分の志向にあった求人が表示される機能
・希望する条件を保存・設定することが出来る
・転職ゴールの設定
・目安応募数の表示
・転職仲間機能(自分と似た転職希望者の転職状況を参考にする機能)

総括

2015年オリコンの顧客満足度ランキングにおいて、転職サイト部門で1位を獲得しているリクナビネクストは、幅広い求職者が利用することの出来る転職情報サイトである。

また、リクナビネクストに掲載されている求人の約85%は他の求人媒体には掲載されていないものなので、リクナビネクストを利用する価値は非常に高い。

求人内容は職種・年齢層・勤務地など幅広い求人が多く、色んな層が利用出来る求人サイトであるが、特に20代~30代の営業職経験者のニーズは突出している。

また、求人者側からのオファーがくるスカウト機能も画期的である。視野に入れていなかった求人に目が向き、応募の幅も広がる可能性が。
独自の強みを活かしたサービスを展開しているリクナビネクストだけに、利用者が大変多く求人に対する倍率が高いことがネックである。

人気求人だと書類選考で落とされることも多々あり、転職成功までの応募数は平均18社であるが20社、30社応募することが当然のようになっている。リクナビネクストで転職成功を掴み取るには、長い道のりを覚悟しておいたほうが良さそうだ。

リクナビネクストは機能が充実しているが、初めて利用する人やウェブサイトに明るくない人にとっては余りの情報の多さに混乱するかもしれない。リクナビネクストの求人情報は思いのほか細分化されている印象があるので、いかに自分の希望する求人に出会うことが出来るか、色んな検索方法や機能を使って慣れていくかがポイントではないだろうか。

募集内容は、募集企業の社員や会社の雰囲気が分かる画像やインタビューが掲載されていたり、募集要項や仕事内容、給与、福利厚生などの詳細が掲載されていたりと分かりやすい。応募方法や選考方法などの流れも把握しやすいようになっている。

登録は無料で出来るので、全ての転職を検討している人や転職活動を行っている人は登録しておいても損はないだろう。求人動向や年収の相場などを参考にする使い方も出来る。

但し、なるべく早く転職をしたいと考えているのであればリクナビネクスト1本に絞って転職活動をするのは時間が掛かると思われるので、他のサービスと併用するのがベターである。