拡大を見せる航空貨物業界では派遣求人も急増中

航空貨物業界にはさまざまな企業がありますが、主に航空会社、フォワーダー、インテグレーターに大別することができます。

航空会社では、自社の航空機によって空港をつなぐ貨物輸送が担われています。

一般の旅客会社が貨物輸送を請け負うケースも多いのですが、航空貨物に特化している企業も多く存在します。

フォワーダーとは、送り主から貨物を預かって、国内輸送、輸出入の際の申告手続などを代わりに行う企業のことで、郵船ロジスティクスや日本通運、近鉄エクスプレスなどが有名です。

インテグレーターはクーリエ会社とも呼ばれますが、自社で航空機を所有する企業で、航空会社とフォワーダーの2つの機能を併せ持っています。

TNTエクスプレス、DHL、FedEx、UPSの4つを、世界的に4大インテグレーターと呼んでいます。

従来は、インテグレーターは小口貨物が中心で、大口貨物が中心の航空会社やフォワーダーと棲み分けができていましたが、最近ではそうした区別はあまりなくなってきています。

航空貨物で運ばれる品目には、電子部品、精密機械、自動車部品、医薬品などが多くなっています。

空運は陸運や海運に比べると輸送時間は短くて済みますが、輸送費がかさみます。

そのため、景気悪化とともに、他の輸送手段に切り替えてコストの削減を目指すケースも多く、航空貨物業界は景気に影響されやすい業界です。

事実、リーマンショック後は国際線の航空貨物輸送量は落ち込みましたし、東日本大震災後にも輸送量が減っています。

今後、航空貨物の需要が高くなると予想されるのは、アジアの新興国の市場です。

東南アジアや中国では、電子機器産業や自動車産業が拡大しているので、中国進出を強化するグローバル企業が増えています。

国内企業もそれにならって、中国や東南アジアへの取り組みを強化しています。

航空貨物業界にはITの導入も急進しています。

物資調達、生産、販売といったあらゆる面でグローバル化が進んでいる昨今ですから、物流や在庫の管理にはIT化による情報の一元化が欠かせません。

また、陸運・海運会社と提携して、包括的な物流サービスの提供を目指す企業も増えています。

そういったわけで、派遣で航空貨物業界を目指す人にとっては、現在は間口の広い状態と言うことができます。

貿易事務、通関業務、ブッキング業務といった職種から、航空貨物会社内でのフォークリフトオペレーターや作業スタッフまで幅広い求人があるので、業界経験者だけでなく、IT業界などの異業種や、未経験からのチャレンジも十分可能な状況です。

参考⇒未経験者でも派遣社員としてお仕事が見つかる