特許事務では7割以上が未経験からのスタート

特許事務という仕事は、特許制度に則った各種の手続きを行う業務です。

具体的な仕事内容は、特許出願業務、知的財産契約やライセンス契約などにともなう多様な事務作業とともに、出願期限の管理や出願発送書類の手配、それに、特許申請書類や明細書の作成や手続きなどが含まれます。

また、外国特許の出願や調査、海外の企業とのライセンス交渉なども特許事務の業務範囲に入るので、語学力が高いと活躍の場が広がります。

特許事務所によって、カバーする業務の範囲には違いがあるので、求人に応募する前に具体的な業務内容を確認しておいた方がよいでしょう。

派遣であっても特許事務の経験がある人の方が、求職活動では有利であることは確かです。

ただ、一般事務としてのオフィスワーク勤務からのスタートになることがほとんどですが、未経験者であっても専門の業務へとステップアップすることは十分可能なので、興味のある人はチャレンジする価値がある仕事です。

特許事務の仕事をする上で絶対に必要となる資格はありませんが、特許法について詳しい知識がある方が業務の遂行はスムーズに行えるでしょう。

もちろん、これまでの職歴で、特許事務所やメーカーにおける特許関連の業務経験者なら、採用への道はずっと近くなります。

特許関連の実務経験が無く一般事務からスタートする場合でも、昨今は外国へ特許を出願するケースが増えていることから、高い英語力を有していれば、外国特許を取り扱う特許事務所ならば優遇される可能性はあります。

あとは、一般事務にも必要となるパソコンのスキルは習得しておくべきでしょう。

基本的には事務作業が業務の中心となりますから、机に向かってコツコツと作業ができる人、長時間のデスクワークでも苦にならない人が向いています。

実際、応募資格として必須といった条件は無いため現在派遣社員として特許事務所で働く人の7割以上が未経験からのスタートです。

そのため就職の難易度はそんなに高いわけではありません。

未経験からでも着実にステップアップして、専門性の高い特許事務をこなしている人は大勢います。

また、英語が得意な人なら、海外とのやりとりがある外国特許を取り扱う特許事務所で働くことで、自身の英語力をさらに伸ばすこともできるでしょう。

真面目に仕事を続けていれば、特許法などの特許出願に関係する専門知識は自然と付いていくものですから、それほど不安に思う必要はないでしょう。

特許事務は女性の活躍が目立つ仕事なので、結婚や出産などで一度仕事を離れた人も復職しやすい環境です。

収入は一般事務より見込める上、長く続けられる仕事なので、特許事務を目指す女性が多くいます。