証券外務員資格を持っていれば有利な条件で派遣契約できる

株式市場が活発に動く昨今、景気の変動にともない証券会社における人材需要は、一昔前に比べると高い水準を示しています。この10年で金融機関における投資信託販売は大きく成長しましたし、有価証券が占める割合も高まりました。

そういうわけで、金融機関に向けて派遣社員を送り込む派遣会社も増えてきており、大手の派遣会社になるほどその割合は高くなっています。

需要が高いのは金融事務だけでなく、営業や営業事務もそうですし、窓口業務、コールセンター、渉外、後方事務のバックオフィス、システムでの事務処理ができる人材のニーズも増加しています。

2012年からは、それまでは証券会社などでの勤務実績がないと受験資格がなかった証券外務員一種が、一般の人でも受験できるようになりました。

しかし、証券外務員の数は不足傾向にあり、資格を持っている人は、派遣労働においても有利な待遇を勝ち取りやすくなっています。

また、幅広い知識を持った経験者への報酬は、今まで以上に高くなっています。

昔とは違って今の金融関連業界では、金融未経験者を積極的に受け入れたり、新卒紹介予定派遣といったシステムを導入していたりと、今までの堅いイメージが払拭されつつあります。

そのおかげで、各派遣会社が金融業界にも力を入れるようになり、業界経験者を担当者に配置するなどして、積極的に派遣登録者を募っています。

大手派遣会社のひとつのテンプスタッフでは、登録スタッフの資格取得支援の積極的に行っており、eラーニングを使った証券外務員資格試験対策を展開しています。

これは株式会社経済法令研究所と株式会社ビズコム・ジャパンが共同開発したシステムで、パソコンやスマホで学習することができるので、時間や場所の制約を受けずに、自分のペースで試験対策を進められます。

証券外務員の資格は一種・二種ともに一般にも開放されていることは前述しましたが、この資格を持っていれば、金融機関で金融商品の案内や販売に従事できるため、有資格者は転職活動を有利に進められます。

テンプスタッフ以外では、アデコも金融業界に特化した部門を設けています。

アデコでもeラーニングを使った資格試験対策を行っていますし、証券外務員に採用されるとお祝い金を支給するなど、積極的に人材を集めています。

テンプスタッフやアデコのように、今では積極的に金融機関に人材を送り込もうとしている派遣会社も増えていますから、これまで経験がないために証券会社の求人をあきらめていた人も、積極的に資格取得をしスキルアップを目指すとよいでしょう。